
今回演じられた「麟」はどんなキャラクターだったのか、 岡野さんの視点で教えてください。
「知恵のついたクソガキは嫌だね」っていう感じですね。可愛げはもちろんあるんですよ。そこは微妙に注意した部分なんですけど、とにかく非常に頭がいいんだけど・・・いかんせん子供じゃないですか。最初に屋根ブチ破って出てくるはで。そこから「オマエ何だよ?」っていう部分があるので、一言で言うとそういう部分じゃないかと。多分、全員の中で一番頭の良い子供です。
眼鏡キャラはどう思われますか?
僕はデビュー作の役が眼鏡キャラだったので、思い出深いです(笑)
岡野さんが演じられた「麟」のストーリーはどんなストーリーですか?
切ないですよね。なかなか。最初は「コイツ何者だ?」的な感じで入っていきますので。キャラクターは見てのとおり子供ですけど、一生懸命子供っぽく作りましたが、僕も(笑)なってるかどうかは別にして。喋ってることが時々大人なので「そのへんから察して」って感じで(笑)
演じられる上で意識した点があれば教えてください。
一番最初も少し台詞で大人っぽい喋りの部分というか、微妙に含みも出せる感じの喋り方はしてるんですね。妙に昔のことを知ってたりとか。そういうところは少し大人びて喋ってみたりとか・・・っていうことをやってみたりしたんですけれども、なんていうか・・・この子は実際に台本を全部見て、掴み所があっちゃいけないキャラクターだと思いましたね。
「麟」というキャラクターを演じられて、ご自身と比較し何か共通する部分とかはありましたか?
違うでしょうね。正反対かも知れないですね。落ち着いてるし、先のことも見えてるし。僕はあんまり先のことを見ないでポンポン行っちゃうタイプなんで。(笑)だから僕はしょっぱなからリン君で声を出したときに高いところ作っちゃって、最後はイッパイイッパイになってるっていう(笑)
演じられて面白かった点、苦労した点とかはありますか?
一番大変だったのはですね、年齢は今の時点で13歳じゃなじゃないですか。もっと下までやったんですよ。さかのぼりやがったんですよ、これがまた。キレイに。ただでさえイッパイイッパイの高音使ってたところが、もっとイッパイイッパイになりましたよ(笑)もしそのシーンが出たら・・・笑ってください(笑)「こいつ頑張ってるな」って思って笑っていただければと思います。いいシーンだと思うんですけどね。女の人がやってるのかな?なんて思うくらいの可能性があるくらいです。普通に子供をやるだけだったらいいんですけどね。子供の役もよくやっているのでそんなに変わらないんですけど、コイツ・・・頭の中は結構年齢いっちゃってる感じじゃないですか。ある意味。そこが難しかったかな。何よりも面白かったのは、非常に主人公のことを小バカにできる(笑)だから、主人公のことを「おねえさん」っていう言い方をするわけですよ。彼は。「おねえさん」っていいながら全然尊敬してない。むしろバカにしてる。「ホントわかってないよね」っていう感じに上から物を言えるっていうのが本当に楽しかったですね。
今回、「麟」が岡野さんの前にひょっこり現れたらどんな関係になりそうですか?兄弟とかはどうですか?
現れたら?!コイツがいたら・・・どうなのよ?(笑)反対に質問させてもらいたいわ(笑)いたらどうなのよ?彼が。・・・年齢とか感じないかもしれないから、友達にはなれるかな。なんか遊びに引きずり回したいかな。悪いことを教えていただくというかね。(笑)お互いに知ってることが違いますから。友達としているとお互いに違うことがわかって面白そうな感じはしますよね。
「麟」は千歳にとって恋の対象になりますが、千歳についてはどんな印象を持たれましたか?
いいんじゃないですか。頭の回転が速い子は好きですから。でも実際の話、当然主人公ですから、展開はプレイヤー次第なわけですよ。僕は当然麟に一番感情移入してるわけで。プレイヤーがどういう選択肢を選ぶかによって、麟の態度は変わってくるわけです。皆さんの選ぶ選択肢によって麟君は嫌だなと思ったり「どうよ?どうなのよ?」っていう方にどんどん行っちゃうんですよ。それで、麟君のそういう態度を見てプレイヤーに「この子、どうなの?」って思われてしまう。ほんとはプレイヤーの方の選択肢でそういう態度を麟君が取ってしまっているのにね。だから、プレイヤーの皆さんがどういう行動をとるかで麟君は「千歳ちゃん」を好きになるか嫌いになるか、どんな印象を持つか変わると思います。
ところで、主要キャラクターは全て和菓子にちなんだ名前が付けられているのですが、 岡野さんは和菓子はお好きですか?
好きですね。「五家宝」っていう和菓子は知ってることは知ってますけど、食べたことはないですね。基本的に金つばとか好きですから。ケーキと和菓子と聞かれたら和菓子ですね。
プライベートでゲームはされますか?
昔はかなり。一つで長いことやってたりするから、数は持ってなかったですけど。最近やってないです。PS2が壊れてからは。今はただDVDを見るためだけの機械に成り下がってますね。
ご自分の出演されたゲームはプレイされますか?
いただいたものに関しては、全部基本的にはやります。あと、壊れる前にやってたのが『サカつく』。普通のロールプレイングゲームもやったし、シミュレーションゲームも好きだし。シューティグ以外はほとんどやるんじゃないかなぁ。『ファイナルファンタジー』は9までは完クリですね。『ドラクエ』も6までは完クリですね。壊れるまではゲーマーでした(笑)
それでは最後に読者の方へメッセージをお願いします。
まず、5人いるということで最低5回はクリアできます。誰を最初にオトすかはあなた次第ではございますが、できれば麟を。いろいろあるので。いろいろあるので、まず麟からゲットしてもらいたいかなぁと思いますが。他のキャストの方たちも同じようなことを言うと思いますけど。なので実際の話、こういうゲームっていうのは長いこと遊べるゲームだと思うんですね。台詞の数も結構録りました。台詞の数をこれだけ録ったということは、一人をオトすのに何時間とかで終わるようなレベルではないと自信をもって言えるのではないかと思うので、それが5人もいれば、これ一本で何ヶ月も持ちますよ。でもできれば麟を(笑)大変だと思うんですけど。多分、一番大変だとは思うんですけれども、よろしくお願いいたします。
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