あれから月日が流れ、今日は卒業式。
学校の近所にある民家の軒下。
通称、伝説の軒下に俺はいた。
この軒下でオークから告白されて結ばれた2人は、
永遠に幸せになると噂されている。
手紙で俺をここに呼び出したオークは
いったい誰なんだろう…?
俺の前に姿を現したのは、
騎士のような出で立ちの
見知らぬ女性だった。
無数のオークたちに囲まれ、
身動きができないでいるようだ。
…え? 誰?
…誰?