Cast Interviewキャストインタビュー
真壁 翼 役 鈴木達央さん
――2007年の初代『VitaminX』発売から10年が経ちました。シリーズ10年間でとくに思い出深いことはなんでしょうか?
沖縄に行っちゃったことですね。最初はスタッフさんと冗談で言ってたことが、まさか本当になるとは。しかもスケジュールが過酷だったので、やってるうちに何が正解なのかがどんどん自分たちの中で分からなくなる状態で。街中でドキドキセリフを言わされるって、どういうこと?と(笑)。アニメもそうですが、ゲーム作品でキャストが旅をするなんてなかなかないことなので、希有な体験をさせていただきました。美ら海水族館、楽しかったなぁ。
――『VitaminX』シリーズはイベントでのみなさんの掛け合いもファンに愛されています。B6キャストメンバーのチームワークに、どんな印象をお持ちですか?
僕はもう、みなさんのやることに反応していくだけです!その中で、どうまとめてどこで終わるべきか、こっちに行ったらより面白くなるかな?というのを、常に見定めている感じです。騒ぎの起点となる方々は決まっていますので、そこにどう入り込んでいくかが……毎回、課題で。何の打ち合わせもなしに、なぜあの丁々発止のやり取りが本番でやれるのか不思議なんですよ。さすがに10年それが続くと……僕もずいぶんタフになりました(笑)。
――バラエティDVD『VitaminX 修学旅行 in 沖縄!』では、沖縄でロケを敢行ました。次に機会があれば、B6キャストでどんなことをやってみたいですか?
沖縄ロケは、1泊2日で休みなくカメラを回し、すぐに東京に戻れてしまったので、次はすぐに帰れない場所に行き、とっとと撮影を終えてゆっくり旅を楽しみたいです。となると、やはり海外。ポリネシアのボラボラ島なんてどうですかね? 船が出ないと渡れないし、海もとても綺麗。じつに“真壁リゾート”っぽくていいと思います(笑)。あと『Vitamin』で実現していないことといえば、「聖帝舞踏祭」かな。僕らも正装したディナーショーなら、舞踏会もできますよね。
――あなたにとって『VitmainX』&『Vitamin』シリーズはどんな作品ですか?
いろいろなことをいちばん最初に教えてもらい、試させてもらいました。「みんなで何かをやろう!」と強く教えていただいたコンテンツです。それはゲーム収録やドラマCDに限らず、イベントもそうですし、キャラクターソングもそう。いいものを作るためにどうしたらいいかを話し合ったり、考えたりをたくさんしたなぁと。僕だけではなく、B6メンバー全員がそうでしたから、それぞれに思い入れや愛着は深いんじゃないでしょうか。そういう意味も含めて、僕にとって『VitaminX』は“ずっと終わらない学園祭”のような存在ですね。
――9月16日には東京・日本青年館で「VitaminX B6キックオフMTG!」が開催されます。どんなイベントにしたいですか?
我々も久しぶりの『VitaminX』イベントなので、とにかく楽しくやりたいですね。10周年とはいえ、それを「懐かしいね」と振り返るようなことには、絶対にならないと思うので(笑)。会場も、10年前、初めて僕らがB6として出演した日本青年館でもあるので、そこでまたワチャワチャするのも『VitaminX』らしいですよね。ちょうど今の僕が、当時の年長組の先輩方と同じ歳に追いつきました。10年経つってそういうことなんだなと、改めて思いますね。
――10周年を迎えた『VitaminX』を応援してくださっているファンのみなさんに、メッセージをお願いします!
10年間、なんだかんだやってまいりました(笑)。本当に様々な形でみなさんのもとに『VitaminX』をお届けしてきたんですが、みなさんが1作品ずつリアクションしてくださるのも嬉しいですし、「またやるの?」なんて冗談や憎まれ口を叩きながらも、翼として出て行けるのが、毎回、嬉しいです。10周年を迎えた今年は、9月にイベントもあり、久しぶりのB6メンバーとしてみなさんにお会いできる。また、どんなバカ騒ぎが飛び出すかを、楽しみにしている自分もいます。そんな10周年を、みなさんもたっぷり楽しんでください!
草薙 一 役 小野大輔さん
――2007年の初代『VitaminX』発売から10年が経ちました。シリーズ10年間でとくに思い出深いことはなんでしょうか?
すぐ思い浮かぶのは、沖縄旅行ですね。イベントも印象的なのがたくさんありますけど、イベントは仕事としてステージを素晴らしいものに仕上げるために、たくさんの準備をして臨むものです。 でも沖縄は、ただただ6人で楽しく旅をした思い出が残っているんです。ああいうことができたのも、『VitaminX』のあの愉快な6人だったからこそだと思います。
――『VitaminX』シリーズはイベントでのみなさんの掛け合いもファンに愛されています。B6キャストメンバーのチームワークに、どんな印象をお持ちですか?
あの6人の中にいると……周りがアタッカーだらけなので僕は完全にレシーバーのポジションですね。菅沼くんはアタッカーだけと思われがちですが、先輩たちのノリを増幅させるという意味でのニトロでもある。年長組の吉野さん、鳥海さん、岸尾さんがどんどん攻めていくところに、菅沼くんがニトロを注ぎ込んでぶん回るのを見ているのが、すごく好きで(笑)。すると、残るのは達央と僕だけ。達央も仕掛けられたものにどんどん乗っかっていくスタイルなので、そうなるともう、僕ができることは5人にツッコんで燃えさかるボールを受け止めることだけです。そんなポジションが僕はいちばん居心地がいいです。
――バラエティDVD『VitaminX 修学旅行 in 沖縄!』では、沖縄でロケを敢行ました。次に機会があれば、B6キャストでどんなことをやってみたいですか?
また沖縄に行きたいですね。あれからもう6年くらい経つんですけど、よっぽど楽しかったんでしょうね。いろんな出来事をめちゃめちゃよく覚えてるんですよ。例えば、ロケの当日は雨が降っていたので、沖縄旅行を何度も経験している岸尾さんが、僕や菅沼くんが海を見て「キレイですね!」と喜んでる横で、「いや、離島はこんなもんじゃないよ、しかも今日は雨だし、全然だよ」とあっさり否定され……。岸尾さんは尊敬する先輩ですけど初めて「殴りたい!」と思いました(笑)。もう1回、晴れた沖縄の海を見に行きたいです!
――あなたにとって『VitmainX』&『Vitamin』シリーズはどんな作品ですか?
10年間続いているコンテンツというものはやはり特別だと感じます。
『VitaminX』が始まった頃は、シリーズとして続いていくだろうという意識は、僕らにもありませんでした。でも知らない間に、本編だけでも『X』『Z』『R』とシリーズ作品が増えた。本当に幸せなことだと思っています。演者は“役”がなければ存在できない存在。『VitaminX』という場所があればずっと一でいられる。僕をずっと草薙一でいさせてくれて、本当にありがとう!と言いたいですね。
――9月16日には東京・日本青年館で「VitaminX B6キックオフMTG!」が開催されます。どんなイベントにしたいですか?
初イベントをやった場所に、再び同じ6人で立てるというのが、とても胸熱ですよね。弾けまくるメンバーなのでレシーバーとしても楽しみしかないですし、ファンの皆様も絶対に楽しめるイベントになると思います。『Vitamin』恒例の歌のほうも頑張りたいです。
――10周年を迎えた『VitaminX』を応援してくださっているファンのみなさんに、メッセージをお願いします!
10年はとても長いんですが……よくもこんな僕たちを、10年間もみなさんが応援してくださってるなぁと、不思議に思うんですよ。本当にお疲れ様です(笑)。10年間シリーズが続いていると、途中から、新しく『Vitamin』が好きになったという方も出てきて。『Z』をやって『X』を好きになった方もいれば、『R』をやって『X』をやり始める方もいる。もう、絶えることのない『Vitamin』シリーズにしていただいたんだなと感じています。なので10年と言わず、20年、30年、『Vitamin』を愛していただければ、いつか『VitaminXXX』でお会いできるかも知れません! これからもよろしくお願いします。
七瀬 瞬 役 鳥海浩輔さん
――2007年の初代『VitaminX』発売から10年が経ちました。シリーズ10年間でとくに思い出深いことはなんでしょうか?
やっぱりイベントですかね。今はアニメやゲームを題材にした弾けたイベントも増えましたけど、『VitaminX』は10年前から衝撃的でした。なにせ、ずーっと朗読劇が終わらない。最初にステージに出ていったメンバーがドラマを始めても、台本にある他の人達が出てくるキッカケとなるセリフを、2~30分言わないとか(笑)。いつも僕らが悪いんですけど、ここまで自由を与えられた作品イベントは、他にありませんね。その意味で、僕がいちばん驚いたのは5周年のとき。幕張で『Z』と『X』が1日ずつイベントをやりましたが、先にやった『Z』が予定通りの時間で終わったと聞いて、大変ショックを受けました。そんなことがあるわけがないと(笑)! イベントは毎回そんな感じなので、『VitaminX』の現場は、役者の瞬発力がとても試されますね。
――『VitaminX』シリーズはイベントでのみなさんの掛け合いもファンに愛されています。B6キャストメンバーのチームワークに、どんな印象をお持ちですか?
事前に何ひとつ打ち合わせをしてないんですけど、ゲーム本編と同じように、僕らもその場の思いつきで、問題児っぷりを全力で楽しんでいますね。ステージでは全員が、誰かが何かを始めたら……まぁ、始める人は決まってるんですけど(苦笑)、どう乗っかっていこうかとずっと隙をうかがっているので、集中力がすごい。「こう来たら、こう行くよね?」という、言葉にしないチームワークが、そこにあります。自由に遊んでいるようで、すごく頭使ってるんですよ、僕たち(笑)。回を重ねるごとに、自由な遊びの時間を見越して、朗読劇の台本もどんどん薄くなっています。この10年間で、イベントもすごく育った感じがしますね。
――バラエティDVD『VitaminX 修学旅行 in 沖縄!』では、沖縄でロケを敢行ました。次に機会があれば、B6キャストでどんなことをやってみたいですか?
そうなると、やはり旅に行きたいですよね。沖縄旅行も楽しかったんですけど、食事の時間もずっとカメラが回っていたのでお酒も飲めず、自由時間があまりなかったのが心残りなので(笑)。行き先は、1年中穏やかな南国あたりがいいですかね。僕は泳げないので、海辺ではしゃぐ仲間を見守りながら、のんびりくつろぎたいと思います。
――あなたにとって『VitmainX』&『Vitamin』シリーズはどんな作品ですか?
10年のうち、作品と直接関わっていない年ももちろんあるんですけど、いつも忘れないものといいますかね。ふだん連絡をまったく取り合ってない昔の友達から、年末あたりに連絡がきて、1年ぶりに飲むじゃないですか。でもみんな昔のままだから、「久しぶり」と言うわけでもなく、「おう」と普通に喋り出す。その感じなんですよね、『Vitamin』との距離感って。家族とも違うし、腐れ縁というか……今もなんとなく続いている、昔の同級生みたいな感覚ですね。
――9月16日には東京・日本青年館で「VitaminX B6キックオフMTG!」が開催されます。どんなイベントにしたいですか?
今から言えることは何もありません! 出たとこ勝負です(笑)! B6がイベントで揃うのは久々なので、意外とみんな落ち着いちゃってたらどうしよう?と一瞬思いましたけど、岸尾さんが相変わらずなのは存じ上げているので……つまり、いつも通りでしょうね! 我々も体力が続く限り頑張ります(笑)。
――10周年を迎えた『VitaminX』を応援してくださっているファンのみなさんに、メッセージをお願いします!
おかげさまで10周年を迎えることができました。10年となると、一部の限られた作品しか、なかなか続けることはできない。応援してくださっているみなさんに感謝ですし、恩返しじゃないですけど、我々も10年分の想いをお返ししたい。まずは日本青年館で、久々のバカな6人をお届けできると思いますので、お楽しみに。本当に10年間、ありがとうございました。そして引き続き、よろしくお願いします。
仙道清春 役 吉野裕行さん
――2007年の初代『VitaminX』発売から10年が経ちました。シリーズ10年間でとくに思い出深いことはなんでしょうか?
DVD化された、B6メンバーの沖縄旅行はすごかったですよね。後にも先にも、沖縄に行ったのはあのときだけ。ロケは大変でしたけど、面白かった。
――『VitaminX』シリーズはイベントでのみなさんの掛け合いもファンに愛されています。B6キャストメンバーのチームワークに、どんな印象をお持ちですか?
不思議なもので、あの6人全員が現場で一緒になることもないんですが、揃えばイベントでも「みんなで頑張ろう!」という気持ちに自然になる。いちばん、そういうことを言いそうにない私なんですけど(笑)、『Vitamin』には「チーム」を感じますね。イベントでもアドリブが面白いとよく言われますけど、僕らはアドリブをやっているというより、気の済むまで遊んでる感じなんですよ。それぞれが上手いこと役割を果たすし、座長の達央くんも、最初は暴走する先輩に困ったと思うんですけど、すごく頼もしい。みんなに感謝してますね。
――バラエティDVD『VitaminX 修学旅行 in 沖縄!』では、沖縄でロケを敢行ました。次に機会があれば、B6キャストでどんなことをやってみたいですか?
ホールでのイベントは何度もやっていますから、お客さんがコスプレで参加できたり、なんなら本当にダンスを踊ったりできるような、聖帝学園の文化祭ができたら楽しいですよね。模擬店風のお店があったり、お化け屋敷があったり? 僕らもステージでイベントをやったりね。でも、どこでやればいいんだろう……どこか借りられる学校、ないのかな(苦笑)。旅行も、みんなでまたどこかに行けたらいいですよね。全員のスケジュールが合わせられたら、行き先はどこでも楽しいですよ、きっと。
――あなたにとって『VitmainX』&『Vitamin』シリーズはどんな作品ですか?
うーん……キャラ作りをやり過ぎたために、毎回収録で苦労しているという意味では、ちょっとした“呪い”です。……と、なぜか気持ちを素直に言いたくない作品なんですよね、『Vitamin』は。もちろん感謝はしてます。してますけど……そう言うのは悔しい(笑)!『Vitamin』について真面目に考えるのも馬鹿馬鹿しい感じがするし、上手く言い表せない、不思議で複雑な作品かな。もちろんいい意味で。珍しいです、こんなの(笑)。
――9月16日には東京・日本青年館で「VitaminX B6キックオフMTG!」が開催されます。どんなイベントにしたいですか?
昔は、若さに任せてはしゃいでいたB6メンバーですけど、10年間で年齢を重ねて、すっかり大人になりました。そんな今、6人がどんなふうに『VitaminX』に寄り添うことができるのかは、意外と難しいことなのかなと(笑)。そう思いつつも、僕らも目一杯楽しみ、お客さんを楽しませるよう、頑張りたいと思います。会場も、いちばん最初にイベントをやった思い出の地なので、それも嬉しいです。みなさんも温かくB6を見守っていただければ。ちょっと弱気ですみません(笑)。
――10周年を迎えた『VitaminX』を応援してくださっているファンのみなさんに、メッセージをお願いします!
10年追い掛けてくださってる方には、本当に「ありがとう」とお礼を言いたいですし、最近ハマった方には、「大丈夫、怖くないからね」と言いたいです(笑)。正直、『VitaminX』が発売された10年前は、こんなに続くなんて思ってもみなかったです。『VitaminX』はとくに、清春のようなクセのあるキャラクターを演じるという、アニメではなかなかできないチャレンジや、いい意味での実験をさせてもらえた場です。また、『X』『Z』『R』と『Vitamin』10年間続いてきたシリーズが、これからもいろいろな形で続いていってくれたら、僕も嬉しいです。
風門寺悟郎 役 岸尾だいすけさん
――2007年の初代『VitaminX』発売から10年が経ちました。シリーズ10年間でとくに思い出深いことはなんでしょうか?
イベントや旅行はもちろんですけど、悟郎を演じていると、ゲームやドラマCDの収録も相当頑張ることになるのでいつも大変だという意味で思い出深い。歌も頑張ってるなぁと思います。イマドキのアイドル物ほどではないですが、10年の間にキャラクターソングの曲数もかなり増えましたよね。なにせ、悟郎はもちろん、B6のキャラクターはみんな強いので、全体的に思い出に残ってますよ。ちょうど10年前くらいから、乙女向けの作品が増えていったんですが、その中でも『Vitamin』は、いろんな意味で飛び抜けてましたから。最初に企画書をいただいたときは、前衛的すぎて「D3さん、どうした!?」と思いましたからね(笑)!
――『VitaminX』シリーズはイベントでのみなさんの掛け合いもファンに愛されています。B6キャストメンバーのチームワークに、どんな印象をお持ちですか?
B6メンバーに先輩がいないので、誰も止め役がいないんですよ。それがイベントが無駄に盛り上がってしまう原因ですよね(笑)。同世代の鳥海さん、吉野さんは「好きなようにやりなさい、だいさく」という空気だし、ソウルが近い菅沼くんは僕に乗っかりつつ、超えていってしまう(笑)。座長の達央くんはもちろん、小野くんも最後はちゃんと締めてくれますし、だから僕らも自由にできる。なかなかすごいメンバーが集まったものだと思います。でも、いちばんの問題は制作サイドですかね! DVDにも僕らのやったことを丸ごと入れるので……ちょっとおかしい(笑)。僕にとっては、全力で翼を自由に羽ばたかせられる、ありがたいイベントです。
――バラエティDVD『VitaminX 修学旅行 in 沖縄!』では、沖縄でロケを敢行ました。次に機会があれば、B6キャストでどんなことをやってみたいですか?
僕は南の島が大好きで、前回が修学旅行だったので、次は卒業旅行かな。沖縄の次だとパンチが効いてるのはハワイかな! と言いつつも、僕らの本職は声優ですから……B6が南の島に行くアニメのTVシリーズか劇場版を作ってもらえるのが、いちばんですよ! そこで、怪獣とでも戦いましょう(笑)。
――あなたにとって『VitmainX』&『Vitamin』シリーズはどんな作品ですか?
魅力的な声優さんがたくさんいる中で、僕のような“まだまだ”な役者にアドリブという剣を与え、自由に羽ばたかせてくれた作品。『Vitamin』に出させてもらったおかげで、「岸尾ってこんなめちゃくちゃなヤツなんだ」と分かってもらえて、僕の可能性を他に広げてもらえる機会も増えました。僕の武器を見つけてくれた『Vitamin』は、感謝の作品ですね。でも……ちょっとは僕を止めたほうがいいですよ。時々、自分でも心配になりますから(笑)。
――9月16日には東京・日本青年館で「VitaminX B6キックオフMTG!」が開催されます。どんなイベントにしたいですか?
みなさんの期待を裏切らないように、思い切りバカをやりたいですね。僕ももういい大人ですし、大人の最高級の悪ふざけを見せつけてやりたいと思います(笑)!
――10周年を迎えた『VitaminX』を応援してくださっているファンのみなさんに、メッセージをお願いします!
10周年、ここまで続けてこられたのはみなさんのお力があってこそだと思います。感謝しかありません。それを込めての10周年がまた動き出していますから、感謝の二文字を掲げつつも、めちゃくちゃやるのは変わらない。この御時世、むちゃくちゃやると叩かれる時代ではありますが、僕らはそれに負けない強さを持ってます(笑)。最初から応援してくださっているみなさんも、いい大人になられているとは思いますが……B6と一緒にはしゃいでもらえたら嬉しいです。
斑目瑞希 役 菅沼久義さん
――2007年の初代『VitaminX』発売から10年が経ちました。シリーズ10年間でとくに思い出深いことはなんでしょうか?
たくさんありすぎて困りますね。沖縄旅行も楽しかったし、イベントも楽しい。僕らがイベントでバカをやると、「とんでもないことやったんだって?」と、他の役者さんから言われることもあったりするんですよ(笑)。そんないろいろある中で、僕がとくに思い出深いのはドラマCDです。1作品で、数十枚ものドラマCDに出させてもらったのは初めて。多いときは、週に3回、別タイトルのCDドラマ収録があり、驚いたこともありました(笑)。そのおかげで瑞希という人間を深めることができ、感謝しています。
――『VitaminX』シリーズはイベントでのみなさんの掛け合いもファンに愛されています。B6キャストメンバーのチームワークに、どんな印象をお持ちですか?
朗読劇のアドリブは、楽屋でも何も打ち合わせしていないので、ほとんど事故みたいなものですね(笑)。その僕らもそのアクシデントを楽しんでいます。みんなの空気の読み方もすごいんですよ。あうんの呼吸で、僕がこう言ったらあの人がこう返してくれるだろうと予想したことが、100%起こるんです。アドリブ、アドリブと言いますけど、他の役者さんと同じ事をやろうとしても、きっとできない。あの6人だからできる、伝統芸ですね。
――バラエティDVD『VitaminX 修学旅行 in 沖縄!』では、沖縄でロケを敢行ました。次に機会があれば、B6キャストでどんなことをやってみたいですか?
学園物ですから、次に旅行に行くなら、修学旅行の定番でもある京都・奈良というのはどうでしょうね? あと『Vitamin』といえば、劇中に試験がある。B6も学力試験にチャレンジするというのはどうでしょう。まぁ、みんながボケたがるので、誰も正解を答えないでしょうけどね(笑)!
――あなたにとって『VitmainX』&『Vitamin』シリーズはどんな作品ですか?
別の仕事で(鈴木)達央くんと一緒になったときに話をしたことがあるんですが、彼は初めて座長を務めた『Vitamin』シリーズがなければ、今の自分はないとも言っていました。でもそれは、達央くんに限ったことじゃないんですよ。『VitaminX』は、僕自身はもちろん、きっとB6メンバーにとっても、いろいろな勉強をさせていただけた、ターニングポイント的な作品になったと思います。僕にとって『VitaminX』は、かけがえのない財産です。
――9月16日には東京・日本青年館で「VitaminX B6キックオフMTG!」が開催されます。どんなイベントにしたいですか?
ここで意気込みを語らず、当日も意気込まないのが『VitaminX』です(笑)。絶対に、何かは起こるはずなので、みなさんも何が起こるか分からないドキドキ感を楽しみにしていただきたいです。このメンバーが一同に揃って思う存分バカをやれるのは、『Vitamin』だけ。まだどこでも披露していない「Vitamin音頭」も聴けるかも知れません! そして誰が最初に恒例の「客電上げてください」を言い出すか! 全員が、達央くんより前に言いたいと狙ってるはずなので、僕も頑張りたいと思います(笑)。
――10周年を迎えた『VitaminX』を応援してくださっているファンのみなさんに、メッセージをお願いします!
数年前から、B6メンバーは「そろそろ10周年だね!」と言い合っていまして、満を持してのアニバーサリー。イベントだけでなく、たくさんの企画が目白押しなのも嬉しいですね。ここがひとつの区切りになりますが、僕らがもしB6を演じなくなったとしても、新しいおバカな生徒たちを迎えて、世代交代をしながら『Vitamin』シリーズはずっと続いてほしい。そうすれば、何十年経っても「僕らは初代だったんだぜ!」と威張れますからね(笑)。そしていつか、翼が建てた超高級ホームで、相変わらずバカをやってる老後のB6を演じられたら幸せですね!