アグレッサーが放った最初の巨大生物。
全長はおよそ10~11メートル。体重は25~30トンと推定される。
コンクリートを砕くほど強力な上アゴを持ち、金属を瞬時に融解させるほど強力な酸を放出する。
大きな群れを作り、多くの都市を壊滅させた。
分厚い甲殻は戦車の装甲並みの強度を持ち、対物ライフルのような貫通力の高い火器でなければ有効なダメージを与えることができない。
常識的には地球の重力下で昆虫型の生物がこれほどまでに巨大化することは考えられないが、ストームアントの死骸をEDF科学技術局が調査した結果、エナジージェムと呼ばれる特殊な鉱物を体内に保有することでその巨体を維持していることが確認された。
なお、ストームアントのDNAパターンの90%は地球型の生物であることから、アグレッサーは侵略する惑星の生物に改造を施して、生物兵器として利用していると推測される。
一度放たれたストームアントは地上に残り続け、廃墟化したビルや廃材を使って巨大な巣を作り、交配と繁殖を繰り返している。既にその総数は人類の生存者の数をはるかに上回っているとされる。
2040年現在、ストームアントの巣の破壊がEDFの主たる任務となっているが、その繁殖力の前に、人類は徐々に追い詰められている。